「 これでいいのだ 」の精神~赤塚不二夫さん~

人生

「 これでいいのだ 」の精神~赤塚不二夫さん~

 

2020.4.29の日経新聞の春秋が感慨深い内容でした。

 

すごく自分に響いたので、切り抜いて手帳に貼っています。

 

みなさんにシェアしたいと思います。

 

「 これでいいのだ 」の精神~赤塚不二夫さん

赤塚不二夫さん  これでいいのだ

「 これでいいのだ 」にこめられた意味

 

赤塚不二夫さんは「婦人科以外のすべての病」を得ながら、達観と満足感をたたえた笑顔だったといいます。

 

赤塚さんは旧満州で生まれ育ち、敗戦の混乱の中、母親に手を引かれての引き上げが原体験になっているとのことです。

 

幼いころに胸に刻んだのは没法子(メイファーズ)という言葉。中国で「しかたない」の意味だそうです。

 

でも、それはあきらめ、投げ出すことではなくて、悲しみも不条理もすべて受け止めてその上で前に進むということなのです。

 

赤塚さんは、この「メイファーズ」を自分流に訳してバカボンのパパに語らせたんですね。

そう、この言葉を。

 

「 これでいいのだ 」

 

幼いころに天才バカボンを楽しく見させていただいたが、「これでいいのだ」にこんなに深い意味があるとは知りませんでした。

 

確かに思い返せば、アニメの中で良くないことが起きてもバカボンのパパは「これでいいのだ」と言っていました。

 

 

自分の毎日に当てはめてみる

 

毎日、嫌なことや不条理に感じることってありますよね。

 

自分は悪くないのに自分のせいにされたり、不運にも試験がうまくいかなかったり。

 

でも、この「これでいいのだ」を常に頭に置いていると、自然と前向きになれるというか、「そういうこともあるよね」って思える気がします。

 

嫌なこと、辛いことがあると、そのことをずっと繰り返し考えてしまいます。考えないようにしないとと思っても、反芻思考をしてしまうんですよね。

 

でも、この悪い思考の連鎖を、「これでいいのだ」という素晴らしい言葉で断ち切り、過去を忘れるのではなく、解釈の力で前を向くことができるのです。

 

禍福は糾える縄のごとし

「禍福な糾える縄のごとし」

 

まさにこれなのかなって思います。良いことも、良くないことも全部繋がっていて、一喜一憂しなくていいんだっていう。

 

自分に起きたことを振り返ってみると、本当にそうだなって思います。

 

出来事が起こった時は何でこんなことが自分に起きたんだろうと悲嘆にくれたとしても、少し経つと、意外とその出来事がよい結果を招くっていう。

人間万事塞翁が馬

「人間万事塞翁が馬」

 

これもそうですよね。一見、良い出来事が起きたとしても、それが反対によくないことを引き起こすことがある。

 

でも、その反対だってあるっていう。

 

何かのはずみで大金が入って、喜んでいた人が、そのお金で身をほろぼすことがあります。

 

反対に、大事なものを失って、また違う大事なことに気づくこともあります。

 

人生って、本当にその繰り返しの中で生きるってことなのかもしれません。

良いも悪いも、全部つながっている。だから前を向こう。

 

自分もこの「これでいいのだ」を胸に、自分では変えられないことは胸に受け止め、自分で変えられることに集中していこうと思いましました。

 

こちらの記事も読んでみてください。「元気がないね」って言われるとなんだか嫌な気持になりますよね。でも気にしなくていいんですよ。

 

 

 

 

 

 

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